■戸籍の管理は各本籍地の市町村でしています。戸籍を請求するときは、取得したい戸籍を管理する市町村役場に請求することになります。
最近では大半の市区町村がウェブサイトで情報公開していますから、自分が戸籍を請求したい市区町村のウェブサイトにアクセスして、戸籍の請求方法を調べるのが近道といえます。戸籍の請求方法として、「郵送による申請」と「窓口での申請」が可能です。自分の本籍地が遠方にある場合などには、「郵送による申請」が便利といえます。
■一般的な市町村で、戸籍謄本請求に必要なもの
戸籍謄本等交付申請書
運転免許証などの身分証明証
証明書交付手数料
自分以外の戸籍を請求する場合には、その戸籍に記載されている人と自分の関係を証明できるもの(戸籍謄本など)
■戸籍謄本を請求する上で必要なものは上の3つですが、大前提として、まず自分がどの戸籍を請求したいのかをはっきり特定できるという事が必要です。
いくら最近の役所の対応が親切になったとはいえ、何が欲しいのかわからない人には、そもそもアドバイスができません。
そんなことは当たり前だと思われるかも知れませんが、市役所の窓口では意外とこのような方が多いということです。
どの戸籍を請求したいのかを特定するのに必要な情報は、次の2つです。
「本籍地」 「筆頭者の名前」
「本籍地」 「筆頭者の名前」
基本的に戸籍謄本というのは、この2つの情報によって管理されています。
この2つの情報によって、自分が請求したい戸籍を特定し、さらに請求者にその戸籍を請求する権利(いい換えれば請求できる立場にある、たとえば本人であること)があるという事を、証明しなければなりません。基本的に戸籍を請求できるのは、戸籍に記載されている本人・直系尊属・直系卑属・配偶者に限られますから、請求者である自分が請求する戸籍に記載されている人物と、そのような身分関係にあるという事を証明しなければならないのです。
そのような関係を具体的にどうやって証明するのかというと、たとえばその戸籍にたどりつくまでの全ての戸籍を提出などの方法をとります。
請求を受けた戸籍係の担当者は、請求者と請求された戸籍の中に記載されている人物が所定の関係にあるかを、提出された戸籍を読み取って判断するのです。