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家系図の不思議

家系図の作り方

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戸籍謄本の収集

まず、家系図の作成は「戸籍謄本の収集」から始まります。戸籍謄本とは、個人の重要な身分関係を公的に証明する為に作られている文書です。
昔の戸籍には、記載ミスや記載漏れなど不備が多く、届け出る側が名前などを間違ったり、届出期間を守らなかったりで、戸籍の記載が必ずしも正しい事実を反映しているとはいえない部分もあります。
しかし、公のシステムによって厳重に管理されている情報ですので、家系を証明する上で、戸籍以上に信頼できる資料は、現在のところありません。

戸籍の種類

戸籍謄本とひとことでいっても、いくつかの種類があります。

戸籍謄本/通常の戸籍(現戸籍)のことで、一般的に戸籍といえばこれを指します。
除籍謄本/除籍や死亡、転籍などによって、一つの単位の戸籍に記載されている人が誰もいなくなったもの。いわゆる「戸籍の抜けがら」のことです。
改製原戸籍謄本/戸籍法の作り変えが行われた時に、従前の古い様式の戸籍のことを改製原戸籍といいます。


現在の戸籍「現戸籍」を「げんこせき」 というのに対し、「原戸籍」も「げんこせき」と読んでしまうと、口頭では混同してしまいますので、「原戸籍」は「はらこせき」と読みます。

戸籍には、このような区別が一応ありますが、実際は戸籍を請求する時点で自分が請求しようとしている戸籍が、この3種類のうちのいずれに当たるのかわからないことも、現実にはよくあります。
役所に戸籍を請求する時に戸籍の種類を記載する欄がありますので、戸籍の種類を特定しなければ戸籍が取得できないようにも思えます。
しかし、自分が欲しい戸籍の内容を説明することさえできれば、あとは役所の方が親切に教えてくれますので、戸籍の種類について特に神経質になる必要はありません。
ただ、この3種類の区別が分かっていると、実際に戸籍を手にした時、その戸籍に記載されている情報の理解が早くなるので、戸籍の基礎知識として知っておくに越したことはないでしょう。

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